ヴィパッサナー瞑想 やり方 方法
オモロイ坊主の「楽になる生き方4」動画ヴィパッサナー瞑想&歩く瞑想〜執着から離れること〜
楽になる生き方4を拝見させて頂いて
藤川和尚のヴィパッサナー瞑想の説明はシンプルで非常に分かりやすかったです。
ヴィパッサナー瞑想は気づきの瞑想でそんなに難しいものじゃなく、ただ感じて下さい、感じて実況中継して下さい、と解説されました。
私のような凡人は、ただ感じて実況中継して下さい、と言われても、そこでまた小難しく考えてしまいます。ではなく、ただ単純に感覚に意識を向けていけばいい。
呼吸するたび生じるお腹の膨らみ縮みの感覚、歩くたび変化する足の裏の感覚、声や物音が聞こえれば音の感覚、頭の中に思考が生じれば単純に思考という感覚、怒り・悲しみ・喜びなどの感情もまた感覚、そんな具合にその都度感じたことをリラックスしてただじーっと観察していればいい。すると、この世のありとあらゆる現象は生じては滅していくことが納得できるとのこと。確かに、鼻がかゆくてもいずれは消えていきます。
立っている感覚も立つのをやめれば消える。お腹の膨らみ縮み感覚もその都度変化している、膨らみっぱなし縮みっぱなしは絶対ない、ひとコマひとコマ変化している。心の動きも然り、常に物事を考えているが、次の思考次の思考と移り変わり、移り変わる都度すぐ前の思考は消滅していく。喜び悲しみ怒りなどの感情も一刻一刻生じては消え去っていく。
10年前の出来事もほんの5分前にやっていたことも現在は消え去りまるで夢のよう…。そんなありとあらゆる現象は常に変化していることを観察し続けることで執着は無くなっていくとのこと。すぐ消えてしまうシャボン玉をつかむ気がしないのと同じように。
私は現在ヴィパッサナー瞑想の修行をしていますが、まだ、そこまで見切ることは出来ずにいます。やはり気持ちのいい現象に執着する心があります。しかし、例えその様なひと時があったとしても、間違いなくほんの一瞬、まことに一瞬で終わってしまいます。和尚がおっしゃるには、ヴィパッサナー瞑想をしていけばいずれわかる、そして、この世の現象に執着しなくなるとのこと。もっともっと生滅変化する心身を観察し続けようと思います。しかし、それはどの様な感覚なのか、「なーんだ、なにもかも生じては滅しているんだ」そう心から納得するにはどれだけ心身を観察し続けなければならないのか、どれだけ深く詳細に観察出来なければならないのか、和尚はいつどの様なタイミングでそう得心出来たのか関心があります。
また、ヴィパッサナー瞑想による成長のもうひとつの流れは、執着という苦しみをつくりだす思考を止める、思考を客体として捉えることが出来るようになる、ということかと思います。頭の中の状態は、思考している状態とただぼーっとしている状態と観察している状態、の3パターンのみなのではないかと思います。普段、私たちの頭の中は、思考しているかぼーっとしているかが大半で、あんまり観察モードにはなっていません。ヴィパッサナー瞑想が目指すひとつの目安は、観察している状態をいかにキープするか、ということなのではないかと思います。苦しみをつくりだす元凶は思考ですので、むやみやたらと考える習慣をやめていきましょうということ。頭の中で、時間のひとコマひとコマにやる仕事はひとつしかないので、ひとコマひとコマを観察状態にする、思考しているひとコマひとコマを減らしていく、瞑想はこんな地道な努力の積み重ねなのだと思います。瞑想修行を行っているうち、思考に向かう意識に気づき観察状態に戻すのが以前より容易になってきたように感じています。それと比例して、苦しみやこだわりが減ったように感じます。
意識を集中させる技術が向上するということは、それだけ思考に拘泥せず観察状態に戻れることを意味するかと思います。感覚に対する意識も細やかになってきたように感じます。法則通りなのかなと思います。苦しみの基底には必ずネガティブな思考がありますので、ろうそくのろうが尽きれば火が消えるが如く、その思考を止めれば苦しみは消えるようです。
お釈迦様が存在した時代、現代に比べ情報伝達技術や情報保存能力は天地の差があったと思います。紙(石版?)などの記録媒体も貴重品だったでしょうし、言語による表現も限られたものだったのではないでしょうか。そんな時代にあってお釈迦様のお弟子さん達の多くが悟りに達し阿羅漢になったと伝えられています。そう考えると、悟りに達する方法は概念的に難解なものではなく、より感覚的でシンプルなのだと思います。
藤川和尚には、これからも実用的かつわかりやすくヴィパッサナー瞑想を伝播して頂ければと思います。ありがとうございました。
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